本記事では、学校教職員の面接において一次面接から最終面接までの流れを解説し、それぞれのステージにおける対策ポイントをご紹介します。
<一次面接>
主に学校法人求める採用要件に足りているか、求める人柄に合致するかを確認する場です。この段階では、履歴書や職務経歴書に基づいた基本的な質問が中心となります。ただ、面接官には人事担当者と現場部署の課長職相当が抜擢されやすいため、入職後、現場部署で活躍できるか・人間関係に馴染めるかが見られます。中心となる業務経験・実績をメインに話をしつつ、どのように実績を出していきたいかなど入職後の具体的なイメージを持っておくことがポイントです(一例として入試広報部署の場合、「職員として学生・保護者にどう当校を説明しますか?」といった鋭い質問が投げかけられることがあります)。また、一般的なビジネスマナーやコミュニケーションスキルも見られるため、挨拶や姿勢、言葉遣いに注意を払い、誠実で丁寧な対応を心がけましょう。
< 二次面接>
一次面接に概ね沿いつつも違った切り口での面接が行われます。一次面接では現場視点での質問がメインとなりますが、二次面接では部長職相当が面接官になることが多いため経営視点よりの質問となり、応募者が具体的にどのように学校運営に貢献できるか、といったことが問われます。業界や応募先のことをどれくらい調べているかが非常に重要となり、自身の経験の話だけでは対応が難しくなる場面があるため、事前の準備を特に大切にしておきたい段階です。ただ、二次は実施せず、一次と最終面接の2回で選考を終える学校法人も多く見受けられます。二次が実施されない場合は、経営視点よりの質問が一次と最終に分散されるため、一次の段階での事前準備の重要性が上がります。
<最終面接>
主に理事長、理事や学長等の経営層が面接官となり、応募者が学校法人組織とフィットするか、長期的に貢献できるかを判断します。この段階では、応募者の意欲や学校との相性が重視されます。そのため、学校法人の理念に対して理解・共感や、自分のキャリアビジョンと学校の方向性が一致していることを再確認し、明確に伝えましょう。長期的に貢献できるかの基準の1つとして、リーダーシップや協調性の有無が見られるケースがあるため、エピソードや意欲を説明できるように準備できるとベター。
面接は、自分の意欲やスキルを伝える場であると同時に、応募先の学校が求める人材像に自分がマッチしているかを確認する重要な場です。当機構では面接対策のご相談も承っておりますので、何かお困り事などございましたらキャリアアドバイザーまでお問い合わせください。
<出やすい質問>
・志望理由
・転職理由
・自己PR
・これまでの経歴
・応募先にどのような興味・関心があるか
・入職後の展望
・どのようなことに貢献できるか
・逆質問はあるか
<最近のトレンド>
・カスハラについてどう思うか
・少子化のなか学校法人を選んだ理由は
・学校法人が生き残るためには何が必要か
教育人財バンクは、高等教育機関専門の転職・求人サイトです。 国公私立大学をはじめ、大学院、短期大学、専門学校などの教員・職員から小中高等学校の教諭まで、教育業界に特化した求人情報を掲載しています。ぜひ、希望にあった求人情報があるか探してみてください。
Copyright © Organization of Human Resource Development in Education All rights reserved.