<転職ノウハウ>面接準備(志望動機・転職理由・年収など希望条件の伝え方) | 教育人財バンク

面接準備(志望動機・転職理由・年収など希望条件の伝え方)

0. はじめに

 面接では「志望動機」「転職理由」「年収など希望条件」は必ずといって良いほど聞かれる質問ではありますが、選考結果に直結しやすいため答えにくい質問でもあります。本記事ではこれらの質問に対する回答を解説します。

1. 志望動機

 志望動機は面接において最も重要な項目の一つです。学校教職員を志望する理由を明確に伝えることが、合否のカギとなります。

・まず、「なぜ志望したか?」に対して、自分なりの回答を手早く書いてみましょう。

・回答に対して「なぜ?」を自問していき、根拠となる情報を集めます。
※「なぜ?」を3~5回繰り返しておけるのが理想。
※回答に困る際は時間をかけて考える必要があります。
※書類選考対策(教員/職員への転職に向けた応募書類のポイント)で触れている「何がしたいか」ではなく、「何ができるか」の視点も加えられるとベスト。

・出てきた情報を整理して、筋の通った文章にすれば面接でも話せ、志望動機書にも記載できる内容になります。
※その他「なぜ大学職員になりたいのか?」など他設問に対しても同様の手順だが、志望動機を丁寧に練っていると作成がスムーズになります。

2. 転職理由

 転職理由は、前職に対する不満ではなく、新しい環境で何を実現したいかにフォーカスして伝えることが大切です。志望動機と一貫性を持たせることが重要ですが、同一化せず分けて考える必要があります。以下の点を意識して構成しましょう。

前向きな理由を強調する:
キャリアアップや新たな挑戦、社会貢献など前向きな動機に基づいていることを強調します。「社会貢献性の高い教育業界で働きたい」「より規模の大きな組織で幅広い経験を積みたい」など意図を明確に述べましょう。

現職での課題を前向きに捉える:
もし現職での課題が転職理由であれば、その課題を新しい環境でどのように解決したいと考えているかを具体的に説明します。「●●という課題を現職に感じており、それを解決できる●●な職場で挑戦したい」といった具合です。また、ネガティブな言い回しは避け、できるだけポジティブな表現を使えるように心がけましょう。

学校教職員としてのキャリアビジョンを示す:
長期的なキャリアビジョンと、その学校法人でどのように成長し、貢献していきたいかを伝えます。具体的な目標があることで、面接官に真剣さが伝わりやすくなります。

3. 年収など希望条件

 面接では、年収や勤務条件についての希望を聞かれることがあります。この際には、自分の希望を主張しつつ、柔軟で現実的な姿勢を示すことが重要です。

現実的な希望を伝える:
希望年収を伝える際には、直近の年収をベースに希望を伝えます。直近の年収より大きな年収を希望する際には、その背景を伝えながら理解を得られるようにお話いただくのが良いです。

交渉の余地を示す:
希望額を伝えつつも、柔軟に対応する姿勢を示すと先方からの印象も悪くなりづらいです。
例えば年収なら「目安として〇〇万円を希望していますが、評価や他職員様達との兼ね合い等に応じて柔軟に考えたいです」といった具合。

その他の条件についても:
明確に年収以外の希望条件(勤務地、勤務時間、福利厚生など)も事前に優先順位をつけておき、面接で具体的に伝えられるように準備しておきましょう。

4. 最後に

 これらの要素を伝える際には、一貫性と具体性が重要です。志望動機、転職理由、希望条件が一貫しており、それらが自分のキャリアビジョンと結びついていることを面接官に納得させることが大切です。また、具体的なエピソードや事例を交えることで、説得力が増します。
 また、面接では単なる受け答えだけでなく、応募先の学校に対する理解と自分のキャリアビジョンがどれだけ一致しているかを示すことも重要です。

お考えやご状況によって回答が大きく異なる部分ではありますので、お困り事などありましたら、当機構のキャリアアドバイザーにご相談ください。

好ましい志望動機の特徴はありますか?

職務経験・転職理由と今回の志望動機に一貫性があると好印象を持たれやすいです。その他、下記の要素も含まれていると好印象につながりやすくなります。
・職員へ転職したときに、自身にどのようなキャリア形成のメリットがあるか明確である。
・これまで培った経験がどう職員として活かせるか明確である。
・利他精神が感じ取れる。

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